# シスプラチン誘発腎毒性に対する分子状水素の軽減効果と抗腫瘍活性への非干渉性
> Molecular hydrogen alleviates nephrotoxicity induced by an anti-cancer drug cisplatin without compromising anti-tumor activity in mice.


## 要約

シスプラチンは広く用いられる抗がん剤だが、酸化ストレスを介した腎毒性が問題となる。本研究では、マウスにシスプラチンを投与後、1% H2ガス吸入または0.8 mM水素水の自由飲水を行い、腎毒性・死亡率・体重変化を評価した。いずれの投与法でも酸化ストレスが低下し、死亡率・体重減少が改善された。血清クレアチニンおよびBUN値の改善、腎組織のアポトーシス減少も確認された。一方、水素はin vitroおよびin vivoにおけるシスプラチンの抗腫瘍活性を損なわなかった。

### メカニズム

水素が選択的に過剰な活性酸素種を消去することで、シスプラチン誘発の酸化ストレスおよび腎細胞アポトーシスを抑制する。

## 書誌情報

- **著者**: Nakashima-Kamimura N, Mori T, Ohsawa I, Asoh S, Ohta S
- **ジャーナル**: Cancer Chemother Pharmacol
- **発行年**: 2009
- **PMID**: [19148645](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19148645/)
- **DOI**: [10.1007/s00280-008-0924-2](https://doi.org/10.1007/s00280-008-0924-2)
- **研究タイプ**: 動物実験
- **投与経路**: 複合経路
- **効果**: 有効
- **水素濃度**: 1%

## 投与経路に関する解説

複数の投与経路を併用した研究です。一般原則として、日常的な水素摂取は吸入が最も効率的な経路とされます。吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨）。

## 安全性注意

複数の投与経路を併用した研究です。一般原則として、日常的な水素摂取は吸入が最も効率的な経路とされます。吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨）。

詳しくは:
- [吸入時の濃度と LFL/UFL](https://h2-papers.org/safety-notes/inhalation-concentration)
- [消費者庁事故事例](https://h2-papers.org/safety-notes/accident-cases)
- [安全性主張の主要論文](https://h2-papers.org/safety-notes/lineage)

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> **引用形式**: H2 Papers — PMID 19148645. https://h2-papers.org/papers/19148645
> **Source**: PubMed PMID [19148645](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19148645/)
