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分子状水素による重粒子線(¹²C⁶⁺)照射からのヒトリンパ球AHH-1細胞の保護効果

Molecular hydrogen protects human lymphocyte AHH-1 cells against 12C6+ heavy ion radiation.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

宇宙線被曝や重粒子線がん治療で問題となる¹²C⁶⁺重粒子線に対する分子状水素(H₂)の細胞保護作用をin vitroで検討した。H₂を高圧(0.4 MPa)下でRPMI 1640培地に飽和溶解させ、AHH-1細胞に適用した。HPFプローブおよびH2DCFH-DAを用いた細胞内ROS測定、Annexin V-FITC/PI二重染色およびHoechst 33342染色によるアポトーシス評価、PI染色による細胞周期解析、ウエスタンブロットによるアポトーシス関連タンパク質発現解析を実施した。H₂はROS産生を抑制し、照射誘発アポトーシスおよびG2/M期細胞周期停止を軽減するとともに、Caspase 3の活性化を阻害した。

メカニズム

H₂が細胞内ROS(特にヒドロキシルラジカル)を消去することでCaspase 3活性化を抑制し、G2/M停止およびアポトーシスを軽減する。

書誌情報

著者
Yang Y, Gao F, Zhang H, Hunag Y, Zhang P, Liu C ほか
ジャーナル
Int J Radiat Biol
発行年
2013
PMID
23786587
DOI
10.3109/09553002.2013.817704

タグ

疾患・症状:がん放射線療法 (副作用軽減) メカニズム:アポトーシス抑制 ヒドロキシルラジカル消去 免疫調節 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 23786587. https://h2-papers.org/papers/23786587
Source: PubMed PMID 23786587