# ST上昇型心筋梗塞に対するPCI後の左室リモデリングへの水素ガス吸入の影響：ヒトにおける初の臨床パイロット試験
> The Effects of Hydrogen Gas Inhalation on Adverse Left Ventricular Remodeling After Percutaneous Coronary Intervention for ST-Elevated Myocardial Infarction&#x3000;- First Pilot Study in Humans.


## 要約

ST上昇型心筋梗塞（STEMI）患者20名を対象に、1.3%水素ガス吸入群と対照群（26%酸素）に割り付けた前向きパイロット試験。PCI後7日時点の心臓MRIによる心筋救済指数に群間差は認められなかったが、6か月後の左室駆出率（HI群：+11.0%、対照群：+1.7%）および左室一回拍出量指数（HI群：+9.2 mL/m²、対照群：−1.4 mL/m²、P=0.03）において、水素吸入群で数値的に大きな改善が観察された。重篤な有害事象は報告されず、安全性が確認された。

### メカニズム

水素ガスが活性酸素種、特にヒドロキシルラジカルを選択的に消去することで、虚血再灌流障害に伴う酸化ストレスを軽減し、心筋細胞死および左室リモデリングを抑制すると考えられる。

## 書誌情報

- **著者**: Katsumata Y, Sano F, Abe T, Tamura T, Fujisawa T, Shiraishi Y ほか
- **ジャーナル**: Circ J
- **発行年**: 2017 (2017-06-23)
- **PMID**: [28321000](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28321000/)
- **DOI**: [10.1253/circj.CJ-17-0105](https://doi.org/10.1253/circj.CJ-17-0105)
- **研究タイプ**: ヒト・観察研究
- **投与経路**: 吸入
- **効果**: 部分有効
- **水素濃度**: 1.3%

## 投与経路に関する解説

水素吸入応用にあたっては、LFL（爆発下限濃度）の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力（UFL 75% パラドックス）でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度（66% / 100%）吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。

## 安全性注意

水素吸入応用にあたっては、LFL（爆発下限濃度）の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力（UFL 75% パラドックス）でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度（66% / 100%）吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。

詳しくは:
- [吸入時の濃度と LFL/UFL](https://h2-papers.org/safety-notes/inhalation-concentration)
- [消費者庁事故事例](https://h2-papers.org/safety-notes/accident-cases)
- [LFL / UFL 用語解説](https://h2-papers.org/safety-notes/lfl-ufl-explained)
- [安全性主張の主要論文](https://h2-papers.org/safety-notes/lineage)

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> **引用形式**: H2 Papers — PMID 28321000. https://h2-papers.org/papers/28321000
> **Source**: PubMed PMID [28321000](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28321000/)
