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アルカリ傷害角膜における分子状水素の酸化ストレス抑制を介した修復効果

Molecular Hydrogen Effectively Heals Alkali-Injured Cornea via Suppression of Oxidative Stress.

動物実験 局所投与 有効

要約

本研究では、0.25M NaOHによるアルカリ傷害ウサギ角膜に対し、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)に溶解した分子状水素(H2)溶液を局所投与し、その修復効果を検討した。傷害直後から5日間のH2溶液点眼により、角膜透明性が回復し、傷害後に増加した角膜水分量が10日以内に生理的レベルへ低下した。一方、PBS単独群では透明性の回復および水分量の正常化は認められなかった。傷害後20日目の評価では、H2溶液群において炎症性サイトカイン、ペルオキシナイトライト(ニトロチロシン残基で検出)、マロンジアルデヒドの発現がいずれも著明に低下しており、酸化ストレスの抑制を介した角膜修復促進が示唆された。

メカニズム

H2溶液がペルオキシナイトライトや脂質過酸化産物(MDA)を低減し、炎症性サイトカイン発現を抑制することで、アルカリ傷害後の角膜修復を促進する。

書誌情報

著者
Cejka C, Kossl J, Hermankova B, Holan V, Cejkova J
ジャーナル
Oxid Med Cell Longev
発行年
2017
PMID
28400915
DOI
10.1155/2017/8906027
PMC
PMC5376456

タグ

疾患・症状:皮膚疾患 創傷治癒 投与経路:局所投与 メカニズム:炎症抑制 脂質過酸化 酸化ストレス ペルオキシナイトライト消去 活性酸素種

投与経路に関する解説

局所応用としての効果報告はありますが、全身的な水素摂取は吸入が最も効率的とされます。吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

局所応用としての効果報告はありますが、全身的な水素摂取は吸入が最も効率的とされます。吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 28400915. https://h2-papers.org/papers/28400915
Source: PubMed PMID 28400915