# 軽度認知障害に対する水素分子の効果：動物モデルおよびランダム化臨床試験による検討
> Effects of Molecular Hydrogen Assessed by an Animal Model and a Randomized Clinical Study on Mild Cognitive Impairment.


## 要約

酸化ストレスは軽度認知障害（MCI）や認知症の病態に関与する。本研究では、アルデヒド脱水素酵素2の優性阻害型を発現するトランスジェニックマウスにH2水を摂取させたところ、酸化ストレスマーカーの低下、記憶障害の進行抑制、神経変性の軽減、および平均寿命の延長が認められた。MCI患者73名を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、1年間のH2水摂取（約300 mL/日）後のADAS-cogスコアに群間差は認められなかったが、APOE4保因者においてADAS-cog総スコアおよび単語再生課題スコアの有意な改善が観察された。

### メカニズム

H2水の摂取が酸化ストレスマーカーを低下させ、神経変性および記憶障害の進行を抑制すると考えられる。APOE4保因者では認知機能改善効果が顕著であった。

## 書誌情報

- **著者**: Nishimaki K, Asada T, Ohsawa I, Nakajima E, Ikejima C, Yokota T ほか
- **ジャーナル**: Curr Alzheimer Res
- **発行年**: 2018 (2018-03-14)
- **PMID**: [29110615](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29110615/)
- **DOI**: [10.2174/1567205014666171106145017](https://doi.org/10.2174/1567205014666171106145017)
- **PMC**: [PMC5872374](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5872374/)
- **研究タイプ**: ヒト・ランダム化比較試験
- **投与経路**: 複合経路
- **効果**: 部分有効

## 投与経路に関する解説

複数の投与経路を併用した研究です。一般原則として、日常的な水素摂取は吸入が最も効率的な経路とされます。吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨）。

## 安全性注意

複数の投与経路を併用した研究です。一般原則として、日常的な水素摂取は吸入が最も効率的な経路とされます。吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨）。

詳しくは:
- [吸入時の濃度と LFL/UFL](https://h2-papers.org/safety-notes/inhalation-concentration)
- [消費者庁事故事例](https://h2-papers.org/safety-notes/accident-cases)
- [安全性主張の主要論文](https://h2-papers.org/safety-notes/lineage)

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> **引用形式**: H2 Papers — PMID 29110615. https://h2-papers.org/papers/29110615
> **Source**: PubMed PMID [29110615](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29110615/)
