# 病原性細菌および原生生物における分子状水素代謝：広範に分布する生理学的特性の包括的レビュー
> Molecular Hydrogen Metabolism: a Widespread Trait of Pathogenic Bacteria and Protists.


## 要約

本レビューでは、病原性微生物における分子状水素（H₂）代謝の分布・生化学・生理学を包括的に検討した。200種以上の病原体・病原共生菌がヒドロゲナーゼ遺伝子を保有し、少なくとも46種でH₂の産生または消費が実験的に確認されている。腸内微生物叢が産生する大量のH₂を、サルモネラ菌などの主要消化管病原体が好気・嫌気呼吸のエネルギー源として利用し、増殖および病原性に寄与することが示された。H₂酸化は中心的調節因子によりエネルギーおよび酸化剤の利用可能性に応じて制御される。一方、通性嫌気性菌や偏性嫌気性菌は発酵過程でH₂を産生する。H₂代謝は薬剤開発の標的としての可能性も評価されている。

### メカニズム

ヒドロゲナーゼを介してH₂を酸化し、好気・嫌気呼吸の電子供与体として利用することで病原体の増殖・病原性が維持される。また発酵経路ではH₂が拡散性最終産物として産生される。

## 書誌情報

- **著者**: Benoit SL, Maier RJ, Sawers RG, Greening C
- **ジャーナル**: Microbiol Mol Biol Rev
- **発行年**: 2020 (2020-02-19)
- **PMID**: [31996394](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31996394/)
- **DOI**: [10.1128/MMBR.00092-19](https://doi.org/10.1128/MMBR.00092-19)
- **PMC**: [PMC7167206](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7167206/)
- **研究タイプ**: レビュー
- **投与経路**: 不明
- **効果**: 評価対象外

## 投与経路に関する解説

投与経路の特定が困難な研究です。水素摂取の経路として吸入が最も効率的とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨）。

## 安全性注意

投与経路の特定が困難な研究です。水素摂取の経路として吸入が最も効率的とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨）。

詳しくは:
- [吸入時の濃度と LFL/UFL](https://h2-papers.org/safety-notes/inhalation-concentration)
- [消費者庁事故事例](https://h2-papers.org/safety-notes/accident-cases)

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> **引用形式**: H2 Papers — PMID 31996394. https://h2-papers.org/papers/31996394
> **Source**: PubMed PMID [31996394](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31996394/)
