# コルチコステロイド抵抗性・依存性慢性移植片対宿主病患者における水素の効果：単群・多施設・非盲検・第2相試験
> Hydrogen in Patients With Corticosteroid-Refractory/Dependent Chronic Graft-Versus-Host-Disease: A Single-Arm, Multicenter, Open-Label, Phase 2 Trial.


## 要約

同種造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病（cGVHD）はコルチコステロイド抵抗性・依存性例において標準的な対処法が確立されていない。本試験では水素富化水（4 ml/kg、1日3回経口）を24例（中央値年齢27歳）に投与した。客観的奏効率は75%（95%CI: 55.1–88%）であり、4年全生存率は74.7%（95%CI: 54.9–94.5%）であった。奏効群の4年生存率は非奏効群と比較して有意に高く（86.6% vs 0%、p=0.000132）、長期投与においても有意な毒性は認められなかった。

### メカニズム

水素が持つ選択的活性酸素消去作用および抗炎症作用が、cGVHDにおける免疫介在性組織障害を軽減する可能性が示唆されている。

## 書誌情報

- **著者**: Qian L, Liu M, Shen J, Cen J, Zhao D
- **ジャーナル**: Front Immunol
- **発行年**: 2020
- **PMID**: [33324415](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33324415/)
- **DOI**: [10.3389/fimmu.2020.598359](https://doi.org/10.3389/fimmu.2020.598359)
- **PMC**: [PMC7724019](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7724019/)
- **研究タイプ**: ヒト・観察研究
- **投与経路**: 水素水
- **効果**: 有効

## 投与経路に関する解説

水素水は安全性の高い投与経路ですが、摂取できる水素量に上限があります。臨床応用には吸入が最も効率的な経路とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨）。

## 安全性注意

水素水は安全性の高い投与経路ですが、摂取できる水素量に上限があります。臨床応用には吸入が最も効率的な経路とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です（LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨）。

詳しくは:
- [吸入時の濃度と LFL/UFL](https://h2-papers.org/safety-notes/inhalation-concentration)
- [消費者庁事故事例](https://h2-papers.org/safety-notes/accident-cases)
- [安全性主張の主要論文](https://h2-papers.org/safety-notes/lineage)

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> **引用形式**: H2 Papers — PMID 33324415. https://h2-papers.org/papers/33324415
> **Source**: PubMed PMID [33324415](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33324415/)
