# パーキンソン病患者を対象とした水素ガス吸入の二重盲検プラセボ対照ランダム化パイロット試験
> Randomized double-blind placebo-controlled trial of hydrogen inhalation for Parkinson's disease: a pilot study.


## 要約

酸化ストレスはパーキンソン病（PD）の病態進行に関与している。レボドパ投与中のPD患者20名を対象に、6.5 vol%水素ガスを1日2回・1時間・16週間吸入するプラセボ対照二重盲検並行群間パイロット試験を実施した。プロトコル逸脱により5名が除外された。主要評価指標であるMDS-UPDRSスコアのベースラインからの変化量は、水素群とプラセボ群の間に有意差を認めなかった（p＞0.05）。有害事象は観察されず、安全性は確認されたが、有益な効果は示されなかった。

### メカニズム

水素分子が強力な抗酸化物質として機能し、PDの病態に関与する酸化ストレスを軽減する可能性が動物モデルで示されているが、本臨床試験では有意な効果は確認されなかった。

## 書誌情報

- **著者**: Yoritaka A, Kobayashi Y, Hayashi T, Saiki S, Hattori N
- **ジャーナル**: Neurol Sci
- **発行年**: 2021
- **PMID**: [34319514](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34319514/)
- **DOI**: [10.1007/s10072-021-05489-4](https://doi.org/10.1007/s10072-021-05489-4)
- **PMC**: [PMC8519836](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8519836/)
- **研究タイプ**: ヒト・ランダム化比較試験
- **投与経路**: 吸入
- **効果**: 差なし
- **水素濃度**: 6.5%

## 投与経路に関する解説

水素吸入応用にあたっては、LFL（爆発下限濃度）の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力（UFL 75% パラドックス）でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度（66% / 100%）吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。

## 安全性注意

水素吸入応用にあたっては、LFL（爆発下限濃度）の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力（UFL 75% パラドックス）でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度（66% / 100%）吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。

詳しくは:
- [吸入時の濃度と LFL/UFL](https://h2-papers.org/safety-notes/inhalation-concentration)
- [消費者庁事故事例](https://h2-papers.org/safety-notes/accident-cases)
- [LFL / UFL 用語解説](https://h2-papers.org/safety-notes/lfl-ufl-explained)
- [安全性主張の主要論文](https://h2-papers.org/safety-notes/lineage)

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> **引用形式**: H2 Papers — PMID 34319514. https://h2-papers.org/papers/34319514
> **Source**: PubMed PMID [34319514](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34319514/)
