Protective effects of hydrogen-rich water against acute lead-induced hepatic, renal, and testicular toxicity in rats.
鉛曝露は肝臓・腎臓・生殖器を含む多臓器に酸化ストレスや炎症を介した毒性をもたらす。本研究では雄Wistarラット30匹を対照・酢酸鉛(PbA)・EDTA・水素水(HRW)・HRW+EDTA併用の5群に分け、1週間の介入後に体重・臓器重量・血清生化学・組織病理・酸化ストレス指標(MDA・SOD・カタラーゼ)を評価した。PbA投与群では体重が約13%減少し、血清クレアチニンおよび肝酵素が約2倍上昇、組織MDAが増加した。HRW単独投与はMDAを有意に低下させ、肝臓と精巣のカタラーゼ活性を回復させた。EDTA単独では肝MDAを約30%低下させたが抗酸化酵素活性の回復は不十分であった。HRW+EDTA併用はMDA低下に有効だったが、カタラーゼ活性はHRW単独群を下回り、SOD活性は全群で有意な回復を示さなかった。
水素水はミトコンドリアにおける活性酸素産生を抑制し、カタラーゼ活性を回復させることで脂質過酸化(MDA上昇)を軽減し、鉛誘発性の酸化ストレスを緩和すると考えられる。
水素水は安全性の高い投与経路ですが、摂取できる水素量に上限があります。臨床応用には吸入が最も効率的な経路とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨)。
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