水素豊富生理食塩水による頸動脈バルーン傷害後の新生内膜形成抑制:ROSおよびTNF-α/NF-κB経路の関与
Hydrogen-rich saline prevents neointima formation after carotid balloon injury by suppressing ROS and the TNF-α/NF-κB pathway.
動物実験
点滴・注射
有効
要約
ラット頸動脈バルーン傷害モデルに水素豊富生理食塩水(HRSS)を毎日腹腔内投与し、新生内膜形成への影響を検討した。HRSS投与群では新生内膜面積および内膜/中膜比が有意に低下し、PCNA陽性細胞数も減少した。傷害動脈においてROSおよびMDAレベルの低下、SODおよび還元型グルタチオンの増加が確認された。さらにIL-6、TNF-α、NF-κB p65などの炎症性因子も抑制された。in vitro実験ではPDGF-BB誘導による血管平滑筋細胞の増殖とROS産生が水素溶液により抑制された。
メカニズム
HRSSが局所ROSを消去するとともにTNF-α/NF-κBシグナル経路を抑制し、血管平滑筋細胞の増殖および炎症性サイトカイン産生を低下させることで新生内膜形成を抑制する。
書誌情報
- 著者
- Qin ZX, Yu P, Qian DH, Song MB, Tan H, Yu Y ほか
- ジャーナル
- Atherosclerosis
- 発行年
- 2012
- PMID
- 22153150
- DOI
- 10.1016/j.atherosclerosis.2011.11.002
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投与経路に関する解説
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
安全性注意
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
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