水素富化生理食塩水による潰瘍性大腸炎ラットモデルへの保護効果
Protective effects of hydrogen-rich saline on ulcerative colitis rat model.
動物実験
点滴・注射
有効
要約
酢酸の腸管内投与により潰瘍性大腸炎(UC)を誘発したラットモデルを用い、水素富化生理食塩水(10または20 mL/kg)の腹腔内投与を2日ごとに2週間実施した。水素投与群では体重減少・下痢の軽減および結腸粘膜損傷スコアの改善が認められた。さらに、UC誘発により上昇した結腸粘膜における血管内皮増殖因子(VEGF)の発現が、水素投与によって抑制された。活性酸素種の過剰産生と異常血管新生が関与するUCに対し、水素の抗酸化作用がVEGF抑制を介して粘膜保護に寄与する可能性が示された。
メカニズム
水素の抗酸化作用により活性酸素種が消去され、結腸粘膜におけるVEGF発現が抑制されることで異常血管新生が軽減し、粘膜損傷が緩和されると考えられる。
書誌情報
- 著者
- He J, Xiong S, Zhang JH, Wang J, Sun A, Mei X ほか
- ジャーナル
- J Surg Res
- 発行年
- 2013
- PMID
- 23773716
- DOI
- 10.1016/j.jss.2013.05.047
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投与経路に関する解説
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
安全性注意
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
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