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天然物クルシアノンによるラット肝ミトコンドリア脱共役およびHepG2細胞死誘導

Clusianone, a naturally occurring nemorosone regioisomer, uncouples rat liver mitochondria and induces HepG2 cell death.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

クルシアノンはポリプレニル化アシルフロログルシノール系天然物であり、その細胞毒性機序は不明であった。本研究では、HepG2肝癌細胞においてミトコンドリア膜電位の消失、ATP枯渇、ホスファチジルセリン外在化(アポトーシス指標)が確認された。ラット肝単離ミトコンドリアでは、プロトノフォア型脱共役が誘導され、静止呼吸の増加、Ca²⁺流入抑制、ROS産生、膨潤が観察された。これらの作用はネモロソンより弱く、C15位カルボニル基との分子内水素結合が関与すると考えられる。

メカニズム

クルシアノンはC15位カルボニル基との分子内水素結合により活性が制限されつつも、プロトノフォア機序でミトコンドリア膜電位を消失させ、ROS産生・ATP枯渇を介してアポトーシスを誘導する。

書誌情報

著者
Reis FH, Pardo-Andreu GL, Nuñez-Figueredo Y, Cuesta-Rubio O, Marín-Prida J, Uyemura SA ほか
ジャーナル
Chem Biol Interact
発行年
2014 (2014-04-05)
PMID
24491676
DOI
10.1016/j.cbi.2014.01.015

タグ

疾患・症状:がん化学療法 (副作用軽減) 肝疾患 メカニズム:アポトーシス抑制 ミトコンドリア 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 24491676. https://h2-papers.org/papers/24491676
Source: PubMed PMID 24491676