水素包接シリカが食道細胞の遊走およびアポトーシスに与える影響
Influence of hydrogen-occluding-silica on migration and apoptosis in human esophageal cells.
細胞・分子レベル
細胞・分子
部分有効
要約
本研究では、医療・研究施設での水素ガス取り扱い制限を回避するため、培養液中に分子状水素を放出する固形化水素包接シリカ(H-silica)を用い、食道扁平上皮癌細胞(KYSE-70)および正常食道上皮細胞(HEEpiC)への影響を検討した。H-silicaはKYSE-70において濃度依存的な増殖抑制効果を示し、10〜1,200 ppmでアポトーシス誘導が確認された。正常細胞では1,200 ppmのみでBax/Bcl-2比が対照比2.4倍に上昇した。また、KYSE-70の細胞遊走も抑制された。
メカニズム
H-silicaから放出された分子状水素が活性酸素種を低減し、Bax/Bcl-2比の上昇およびカスパーゼ-3切断を介してアポトーシスを誘導することで、食道癌細胞の増殖・遊走を抑制すると考えられる。
書誌情報
- 著者
- Li Q, Tanaka Y, Miwa N
- ジャーナル
- Med Gas Res
- 発行年
- 2017
- PMID
- 28744359
- DOI
- 10.4103/2045-9912.208510
- PMC
- PMC5510297
タグ
投与経路に関する解説
細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。
安全性注意
細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。
詳しくは: