水素ガスはヒストン修飾を介した遺伝子発現調節とミトコンドリア・アンフォールドタンパク質応答の誘導をもたらす
Molecular hydrogen modulates gene expression via histone modification and induces the mitochondrial unfolded protein response.
動物実験
動物実験
有効
要約
本研究では、ラットおよびマウスの肝臓・肺から得たRNAを用いたDNAマイクロアレイおよび遺伝子セット濃縮解析により、水素ガス(H2)に共通して応答する遺伝子群を同定した。H2はヒストンH3K27メチル化状態によって制御される遺伝子セットの発現を活性化し、RT-qPCRによりH3K27制御遺伝子Kcnc3の肝・肺・腎・脳での発現上昇が確認された。免疫組織化学および免疫ブロット解析では、H2投与マウス・ラットの肝臓においてH3K27メチル化状態の変化が観察された。さらにH2はH3K27脱メチル化酵素Jmjd3とミトコンドリア・アンフォールドタンパク質応答(mtUPR)関連遺伝子を同時に誘導することが示された。
メカニズム
H2はヒストンH3K27脱メチル化酵素Jmjd3を誘導し、H3K27メチル化状態を変化させることでmtUPR関連遺伝子の発現を活性化するエピジェネティック機構が示唆された。
書誌情報
- 著者
- Sobue S, Inoue C, Hori F, Qiao S, Murate T, Ichihara M
- ジャーナル
- Biochem Biophys Res Commun
- 発行年
- 2017 (2017-11-04)
- PMID
- 28890349
- DOI
- 10.1016/j.bbrc.2017.09.024
タグ
投与経路に関する解説
動物実験段階の研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨)。
安全性注意
動物実験段階の研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨)。
詳しくは: