敗血症マウスモデルにおける水素富化生理食塩水の腸管バリア機能・腸内細菌叢・細菌転座への影響
Hydrogen-Rich Saline Regulates Intestinal Barrier Dysfunction, Dysbiosis, and Bacterial Translocation in a Murine Model of Sepsis.
動物実験
点滴・注射
有効
要約
盲腸結紮穿刺(CLP)による敗血症マウスモデルにおいて、水素富化生理食塩水(7 ppm、15 mL/kg)を7日間経口投与した群では、対照群と比較して7日生存率が有意に改善した(69% vs. 31%)。CLP後24時間における腸間膜リンパ節および血液培養による細菌転座の発生率が低下し、腸管透過性亢進も抑制された。さらに、通性嫌気性腸内細菌科の増殖が抑制され、CLP後6時間での腸管組織中のiNOS・TNF-α・IL-1β・IL-6・マロンジアルデヒドが低下した。
メカニズム
水素富化生理食塩水が腸管内のiNOS・TNF-α・IL-1β・IL-6などの炎症性メディエーターおよびマロンジアルデヒドを低下させ、腸内細菌叢の乱れと腸管透過性亢進を抑制することで細菌転座を防止する。
書誌情報
- 著者
- Ikeda M, Shimizu K, Ogura H, Kurakawa T, Umemoto E, Motooka D ほか
- ジャーナル
- Shock
- 発行年
- 2018
- PMID
- 29293174
- DOI
- 10.1097/SHK.0000000000001098
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投与経路に関する解説
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
安全性注意
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
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