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水素内包シリカ微粒子がヒト正常食道上皮細胞の創傷修復および細胞遊走挙動に与える影響

Effects of hydrogen-occluding-silica microparticles on wound repair and cell migratory behavior of normal human esophageal epitheliocytes.

細胞・分子レベル 細胞・分子 部分有効

要約

水素内包シリカ微粒子(H-silica)がヒト正常食道上皮細胞(HEEpiCs)の細胞遊走能およびF-アクチンを含む細胞骨格変化に与える影響を検討した。100 ppm低濃度条件下では細胞遊走の促進と微絨毛形成の活性化が認められた。創傷治癒アッセイでは10 ppmおよび100 ppm群ともに48〜72時間後に遊走が確認され、H-silicaの抗酸化能が創傷修復に寄与する可能性が示唆された。一方、300 ppm以上の高濃度群ではカスパーゼ-3の活性化とBax/Bcl-2比の上昇が観察され、アポトーシス誘導が示唆された。fascin/チューブリン比は100〜600 ppm群で上昇傾向を示し、H-silicaが正常細胞の増殖促進に関与する可能性が考えられた。

メカニズム

低濃度H-silicaの抗酸化作用が細胞遊走とfascin依存性細胞骨格再編成を促進する一方、高濃度ではカスパーゼ-3活性化およびBax/Bcl-2比上昇を介したアポトーシスが誘導される。

書誌情報

著者
Li Q, Tanaka Y, Miwa N
ジャーナル
Med Gas Res
発行年
2018
PMID
30112167
DOI
10.4103/2045-9912.235128
PMC
PMC6070841

タグ

疾患・症状:創傷治癒 メカニズム:抗酸化酵素 アポトーシス抑制 炎症抑制 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 30112167. https://h2-papers.org/papers/30112167
Source: PubMed PMID 30112167