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ラットモデルにおける心停止後症候群に対する水素ガス吸入の効果:治療的低体温法との比較

H(2) gas improves functional outcome after cardiac arrest to an extent comparable to therapeutic hypothermia in a rat model.

動物実験 吸入 有効 2%

要約

ラットの心室細動モデルを用い、心肺蘇生開始時から2%H2ガス吸入を行った場合の心停止後症候群への影響を検討した。H2吸入群では対照群と比較して生存率および神経学的スコアが改善し、その効果は治療的低体温(33℃)と同等であった。さらにH2吸入は左室拡張末期圧の上昇および血清IL-6値の増加を抑制したが、低体温群ではこれらの効果は認められなかった。8-OHdGおよび4-HNE陽性心筋細胞数の有意な減少から、ラジカル消去作用が主要な機序と考えられた。

メカニズム

H2ガスがヒドロキシルラジカルを消去することで、心筋における酸化的DNA損傷(8-OHdG)および脂質過酸化(4-HNE)を抑制し、虚血再灌流障害を軽減する。

書誌情報

著者
Hayashida K, Sano M, Kamimura N, Yokota T, Suzuki M, Maekawa Y ほか
ジャーナル
J Am Heart Assoc
発行年
2012
PMID
23316300
DOI
10.1161/JAHA.112.003459
PMC
PMC3541633

タグ

疾患・症状:虚血再灌流障害 心筋梗塞 投与経路:吸入投与 メカニズム:ヒドロキシルラジカル消去 炎症抑制 脂質過酸化 酸化ストレス

投与経路に関する解説

水素吸入応用にあたっては、LFL(爆発下限濃度)の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力(UFL 75% パラドックス)でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度(66% / 100%)吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。

安全性注意

水素吸入応用にあたっては、LFL(爆発下限濃度)の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力(UFL 75% パラドックス)でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度(66% / 100%)吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 23316300. https://h2-papers.org/papers/23316300
Source: PubMed PMID 23316300