EnglishMarkdown 版を表示

Nrf2/HO-1シグナル経路を介した水素分子による敗血症マウスの血管内皮障害抑制効果

Molecular hydrogen protects mice against polymicrobial sepsis by ameliorating endothelial dysfunction via an Nrf2/HO-1 signaling pathway.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

敗血症における血管内皮障害に対する水素分子(H2)の作用をHUVECおよびCLPマウスモデルで検討した。LPS刺激HUVECにおいて、0.3および0.6 mmol/LのH2富化培地は細胞生存率を改善し、アポトーシスを抑制した。VCAM-1・ICAM-1などの接着分子、TNF-α・IL-1β・HMGB1などの炎症性サイトカインが低下し、抗炎症性サイトカインIL-10は上昇した。H2はHO-1の発現と活性を増強し、HO-1阻害によりこれらの効果は消失した。Nrf2欠損マウスでは保護効果が減弱し、H2がNrf2/HO-1経路を介して内皮保護作用を発揮することが示された。

メカニズム

H2がNrf2を活性化してHO-1発現を増強し、VCAM-1・ICAM-1・TNF-α・IL-1β・HMGB1の産生を抑制するとともにIL-10を上昇させ、血管内皮障害と炎症を軽減する。

書誌情報

著者
Chen H, Xie K, Han H, Li Y, Liu L, Yang T ほか
ジャーナル
Int Immunopharmacol
発行年
2015
PMID
26253656
DOI
10.1016/j.intimp.2015.07.034

タグ

疾患・症状:敗血症 メカニズム:アポトーシス抑制 血管内皮機能 免疫調節 炎症抑制 Nrf2 経路 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

同じ疾患・症状を扱った論文

引用形式: H2 Papers — PMID 26253656. https://h2-papers.org/papers/26253656
Source: PubMed PMID 26253656