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定量プロテオミクスによる高酸素誘発性傷害に対する水素の保護機序の解明:II型肺胞上皮細胞を用いた検討

Quantitative proteomics reveals the mechanisms of hydrogen-conferred protection against hyperoxia-induced injury in type II alveolar epithelial cells.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

高酸素曝露による肺傷害に対する水素の保護効果の分子機序を明らかにするため、TMTラベル定量プロテオミクスを用いてII型肺胞上皮細胞(AECII)の蛋白質発現プロファイルを解析した。AECIIを対照(21%酸素)、高酸素(95%酸素)、高酸素+水素の3群に分け24時間培養した。水素処置により細胞生存率の向上、アポトーシスの抑制、形態改善、AECIへの分化促進が確認された。計5782種の蛋白質が同定され、高酸素曝露で162種、水素処置で97種が有意に変動した。GO・KEGG解析からVEGFA、PDGFB、IGFBP3、EDN1、NADPHオキシダーゼ、凝固カスケードなど複数の経路が保護機序に関与することが示唆された。

メカニズム

水素はVEGFA・PDGFB・IGFBP3・EDN1・NADPHオキシダーゼ・凝固カスケードを含む複数の蛋白質・生物学的プロセスを介してAECIIの高酸素傷害を抑制し、アポトーシス低下と細胞生存率向上をもたらす。

書誌情報

著者
Lu X, Wang CY, Wu D, Zhang C, Xiao C, Xu F
ジャーナル
Exp Lung Res
発行年
2018
PMID
30973277
DOI
10.1080/01902148.2019.1601296

タグ

疾患・症状:COPD・喘息 メカニズム:抗酸化酵素 アポトーシス抑制 炎症抑制 ミトコンドリア 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

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引用形式: H2 Papers — PMID 30973277. https://h2-papers.org/papers/30973277
Source: PubMed PMID 30973277