自然発症高血圧ラットにおけるTGF-βシグナル経路抑制を介した水素による心筋線維化の軽減
Attenuation of Myocardial Fibrosis Using Molecular Hydrogen by Inhibiting the TGF-β Signaling Pathway in Spontaneous Hypertensive Rats.
動物実験
点滴・注射
有効
要約
自然発症高血圧ラット(SHR)を用い、水素富化生理食塩水(HRS)が心筋線維化に及ぼす影響を検討した。HRS投与により左室重量係数および心重量係数が有意に低下し、心筋コラーゲン容積分画・コラーゲンI・コラーゲンIIIの減少が確認された。血清中アンジオテンシンII・PICP・PIIINPも低下し、MDA・α-SMA・TIMPsの発現抑制とSOD活性の上昇が観察された。さらにTGF-β1・Smad2/3・Smad3の発現が有意に低下した一方、Smad7への影響は認められなかった。酸化ストレスの軽減とコラーゲン代謝の改善がTGF-βシグナル経路の抑制と関連する可能性が示された。
メカニズム
HRSはTGF-β1・Smad2/3・Smad3の発現を抑制することでコラーゲン産生を低下させ、同時にSOD活性上昇・MDA低下を通じて酸化ストレスを軽減し、心筋線維化を抑制する。
書誌情報
- 著者
- Liu L, Shi QQ, Liu X, Li Y, Li XM
- ジャーナル
- Am J Hypertens
- 発行年
- 2022 (2022-02-01)
- PMID
- 34618887
- DOI
- 10.1093/ajh/hpab159
タグ
投与経路に関する解説
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
安全性注意
水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。
詳しくは: