Role of Cholesterol in Mediating Interaction of Antidepressant Amitriptyline with Phospholipid Membranes.
本研究では、三環系抗うつ薬アミトリプチリン塩酸塩(AMT)が脳スフィンゴミエリン(BSM)とコレステロール(Chol)から構成されるリン脂質単分子膜および多重ラメラ小胞に及ぼす影響をラングミュア単分子膜法と小角X線散乱(SAXS)法により解析した。AMTは膜の剛性・充填密度・表面電位・構造パラメータを変化させ、コレステロールの存在がこれらの効果を増幅することが示された。SAXS解析では、AMT取り込みにより二重層厚が増加し、連続する二重層間の水層が減少することが確認され、分子間・分子内水素結合への影響が示唆された。
AMTがBSM/Chol膜に取り込まれることで二重層厚が増加し、層間水層が減少するとともに、コレステロールが膜疎水性を高めてAMTの膜への影響を増幅する。
細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。
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