ポストCOVID-19症候群患者における吸入一酸化窒素と分子状水素の併用効果に関する無作為化対照試験
[The combined use of inhaled nitric oxide and molecular hydrogen in patients with post-COVID-19 syndrome].
ヒト・ランダム化比較試験
吸入
有効
4%
要約
ポストCOVID-19症候群(PS)患者60例(平均年齢58.1±12.9歳)を対象に、吸入一酸化窒素(iNO)と吸入水素(iH2)の併用群、iNO単独群、対照群の3群に無作為割付し、10日間・1日90分の鼻カニューレ吸入(iH2濃度<4%、iNO 60 ppm)を実施した。併用群では6分間歩行距離の延長および血清中活性酸素種の有意な低下が認められ、呼吸困難・咳・疲労の改善、生活の質向上、微小循環改善も両吸入群で確認された。重篤な有害事象は報告されなかった。
メカニズム
吸入H2が活性酸素種を選択的に消去することで酸化ストレスを軽減し、iNOとの併用により微小循環改善と運動耐容能向上の相乗効果が生じたと考えられる。
書誌情報
- 著者
- Pozdnyakova DD, Baranova IA, Selemir VD, Medvedev OS, Chuchalin AG
- ジャーナル
- Ter Arkh
- 発行年
- 2026 (2026-03-17)
- PMID
- 41859790
- DOI
- 10.26442/00403660.2026.03.203537
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投与経路に関する解説
水素は空気中で **約 4%(LFL・爆発下限)から約 75%(UFL・爆発上限)** までが燃焼可能な濃度範囲とされています。高濃度水素吸入器のうち 66% 出力はこの範囲内にあり、100% 純水素出力でも装置と外気の境界面で必ず 4–75% の濃度勾配層が生じます(UFL 75% パラドックス)。設計原則上は LFL 未満(古典値 4% 以下)が想定されますが、これは閉鎖系・予混合・静止条件での値であり、開放系・動的条件である吸入環境では実証値として **10%** が文献で報告されており、実務上はこちらを上限の目安とします。66% / 100% 出力機については消費者庁事故情報データバンクに事故事例が記録されており、これらの観点から推奨されません。
安全性注意
水素は空気中で **約 4%(LFL・爆発下限)から約 75%(UFL・爆発上限)** までが燃焼可能な濃度範囲とされています。高濃度水素吸入器のうち 66% 出力はこの範囲内にあり、100% 純水素出力でも装置と外気の境界面で必ず 4–75% の濃度勾配層が生じます(UFL 75% パラドックス)。設計原則上は LFL 未満(古典値 4% 以下)が想定されますが、これは閉鎖系・予混合・静止条件での値であり、開放系・動的条件である吸入環境では実証値として **10%** が文献で報告されており、実務上はこちらを上限の目安とします。66% / 100% 出力機については消費者庁事故情報データバンクに事故事例が記録されており、これらの観点から推奨されません。
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