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院外心停止後の脳虚血に対する水素吸入の神経学的転帰への効果(HYBRID II):多施設無作為化二重盲検プラセボ対照試験

Efficacy of inhaled hydrogen on neurological outcome following brain ischaemia during post-cardiac arrest care (HYBRID II): a multi-centre, randomised, double-blind, placebo-controlled trial.

ヒト・ランダム化比較試験 吸入 部分有効 2%

要約

本研究は、院外心停止(OHCA)後の昏睡患者を対象に、2%水素ガス吸入(18時間)の神経学的転帰への影響を検討した多施設無作為化二重盲検プラセボ対照試験(HYBRID II)である。日本国内15施設で実施され、73例が水素群(39例)または対照群(34例)に割り付けられた。主要評価項目である90日後のCPC 1または2の達成割合は水素群56%、対照群39%であり、統計的有意差は認められなかった(P=0.15)。一方、副次評価項目では、修正ランキンスケール中央値(水素群1 vs 対照群5、P=0.01)および90日生存率(85% vs 61%、P=0.02)において水素群で有意な改善が示された。COVID-19パンデミックによる登録制限のため試験は早期終了となった。

メカニズム

水素ガスは選択的な活性酸素消去作用を持ち、心停止後の虚血再灌流障害に伴う酸化ストレスおよび神経細胞死を軽減することで神経保護効果を発揮すると考えられる。

書誌情報

著者
Tamura T, Suzuki M, Homma K, Sano M
ジャーナル
EClinicalMedicine
発行年
2023
PMID
36969346
DOI
10.1016/j.eclinm.2023.101907
PMC
PMC10030910

タグ

投与経路に関する解説

水素は空気中で **約 4%(LFL・爆発下限)から約 75%(UFL・爆発上限)** までが燃焼可能な濃度範囲とされています。高濃度水素吸入器のうち 66% 出力はこの範囲内にあり、100% 純水素出力でも装置と外気の境界面で必ず 4–75% の濃度勾配層が生じます(UFL 75% パラドックス)。設計原則上は LFL 未満(古典値 4% 以下)が想定されますが、これは閉鎖系・予混合・静止条件での値であり、開放系・動的条件である吸入環境では実証値として **10%** が文献で報告されており、実務上はこちらを上限の目安とします。66% / 100% 出力機については消費者庁事故情報データバンクに事故事例が記録されており、これらの観点から推奨されません。

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安全性注意

水素は空気中で **約 4%(LFL・爆発下限)から約 75%(UFL・爆発上限)** までが燃焼可能な濃度範囲とされています。高濃度水素吸入器のうち 66% 出力はこの範囲内にあり、100% 純水素出力でも装置と外気の境界面で必ず 4–75% の濃度勾配層が生じます(UFL 75% パラドックス)。設計原則上は LFL 未満(古典値 4% 以下)が想定されますが、これは閉鎖系・予混合・静止条件での値であり、開放系・動的条件である吸入環境では実証値として **10%** が文献で報告されており、実務上はこちらを上限の目安とします。66% / 100% 出力機については消費者庁事故情報データバンクに事故事例が記録されており、これらの観点から推奨されません。

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